2032年3月号 Vol.69 イギリス王室の複雑な人間模様の行方?!

メーガン 夫人の病い? 世界の王室で今1番注目されているの は、2018年5月に、ウィンザーの王室チャ ぺルで、邦貨にして39億円の費用をかけ て結婚式を挙げてもらったのが、今話題の 元ヘンリー王子とメーガン夫人である。し かしメーガン夫人と王室とは、何かにつけ うまくいかなくなり、最後には人種差別だ! 王室離脱だ!と言いだし、結婚2年目にし て、所 いわゆる 詮貴 きせんこん 賤婚症候群にかかってしまい、 症状は日増し悪くなる一方である。この貴 賤婚と言うのは、日本では余り馴染みのな い言葉ですが、ヨーロッパの王室では、死 語になっているのに、時々、現れて使われ る言葉です。 王室の王子か王女が結婚する場合に、 どちらかが平民の出身の場合の結婚を指 して、貴賤婚と言って、今風に言えは差別 され、嫌われる結婚になります。貴賤婚と 言うだけで、王位を剥奪されたり、王室から 追放されてしまう王子、王女は、多数数え られ、平民家庭、民間から王室に入った結 婚を、全て貴賤婚と称して嫌うのです。 現在の世界の王室では、こんな時代遅 れの出自で差別される実態は、表て向きに はないと言われますが、現実に、あの王室 の結婚は貴賤婚だからと言って、陰では差 別します。どうして、貴賤婚が嫌われるのか は、理由は簡単、平民から王室に玉の輿 結婚で入ると、殆どの人が、その環境の違 い、習慣、話す言葉、社交礼や挨拶も、食 事作法など、身分により変えて対応しなけ れば、失礼、無礼、恥ずかしいと言われて しまう習慣があり、突然結婚式の次の日か ら、そんな環境や生活に飛び込んで、必死 にその膨大慣習を習うのですが、途中で投 げだしてしまい、1年2年になると、ノイロー ゼや自閉症、急に挑戦的になったり、情緒 不安定症状の精神疾患になる方が多いと 言われ、中には極端に自己中心的になった り、猜疑心が強く、人への不信感がつのり、 自分がどう思われているかを、強く気にして、 他が見えなくなり独断的で、しまいには食 欲もなくなり、突然言葉を失う、失語症を 発症すると迄言われています。重篤になる と、ガラッと人格が変ってしまい、正常な神 経も侵され、人格も正常でなくなると、言わ れています。 メーガン夫人、突然、世界でも、最も伝 説的で、歴史のある王室に入り、結婚後2 年にして、重篤な貴賤婚症候群になられた のは、別に珍しいことではなく、余程王室 入りに、覚悟と決意がないと、逃げ出したく なるのでしょう。シンデレラ結婚で、貴賤婚 病にかからなかった王妃は、後にも先にも、 ウィリアム皇太子妃、キャサリン妃だけだと 言われています。 日本でも、美智子上皇妃殿下、雅子皇 后陛下、紀子皇嗣妃も、その症状は、例外 なくお見受けされます。あのタフなダイアナ 元妃も、精神的に病み、チャールズ皇太子 に長く仕え、信用のある執事を始め、大切 なスタッフを6人も解雇してしまったほどです。 今、既にメーガン夫人、多忙と極端な変化 する生活環境にあって、貴賤婚症候群は 進みつつあります。折角ヘンリー王子を射 止め、イギリスはバッキンガム宮殿に入り 公爵位を拝命し、ハイネス妃殿下の称号 を授かり、エリザベス女王陛下から、宮殿 の中に広い屋敷を贈られ、多少の苦労や 難しいしきたりや風習があったとしても、ヘ ンリー王子が皇室を離れると決意をしても、 反対するべきなのに、世間を良く知り、年 も上、普通の苦労も経験済みのはず、どう 考えても病んでいるとしか理解できません。 未だに、とっくの昔に死語になっている、 貴賤婚が嫌われる理由は、そこにあるの です。 26 27

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