2023年10月号 Vol.75 Special Issue San Marino

っているので、家族とのクリスマスを過 ごすために、一刻も早く帰国したい気持 ちで一杯なのですが、12月23日は、日本 の天皇陛下の誕生日、帰国のスケジュー ルをギリギリの予定にしている大使は、 少なくありません。それほど日本の両陛 下に、お目にかかるのを大切になさって いるようです。 イザベル 観光国としてのサンマリノ共 和国は、どんな国なんでしょうか? カデロ大使 サンマリノ共和国は、人口 が僅か33000人です、世界で一番小さな 共和国になります。そこに年間300万人 もの観光客が、世界から来られます。そ の意味では、観光大国になります。素晴 らしいホテルも多数ありますし、民泊も 多く、観光に来られるお客さまには、観 光客に優しい国だと言われています。 イザベル 日本でも目下日本への観光の 誘致に力を入れていますが、まだまだ民 泊制度が十分でないと言われていますが、 サンマリノでの民泊制度はどうですか? カデロ大使 民泊制度の充実は、観光国 サンマリノでも大切なことだと思ってい ます。観光国は各国との交流が最も大切 で、各国の事情を詳しく知ることに努力 しております。 イザベル 大使は、日本に来られて50年 余もご滞在されておられ、日本がお好き な親日家の大使として知られています。 カデロ大使 私は日本が大好きなので、 日本の良い面を書いた本を書きました。 読者が日本再発見に役立つと聞いて喜ん でいます。それをまた英語に翻訳した本 が出版され、外国人にも読んでいただい ています。日本に来る新任の大使にはい つもプレゼントしています。 22 SAN MARINO MATSURI 2023

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