何かと話題の多いチャールズ皇太子、個性的でユニークさは、 70歳の誕生日を迎えても変わりますん。それにしてもすっかり落 ち着いた久しぶりのお写真、チャールズ皇太子のイギリス王室 皇太子としての風格と存在感を感じます。 女王エリザベスⅡ世の長男で、王位 継承順位第1位のチャールズ皇太子 (現在73歳)。女王エリザベスⅡ世と チャールズ皇太子の仲睦まじき親子 関係は有名です。1918年のチャール ズ皇太子の70歳の誕生日に、バッキ ンガム宮殿でバースデーディナーを 開いた女王エリザベスⅡ世。乾杯の 挨拶では、父親、慈善家、そしてビジ ネスマンとして活躍する皇太子を称 賛。「フィリップと私はこの70年間、 チャールズが自然保護やアートプロ ジェクトの推進者、慈善活動のリー ダー、王室史上最も献身的で尊敬さ れている次期王位継承者、そして素 晴らしい父親へと成長する姿を見守 ってきました」、また「彼は芯が強く 情熱的で、クリエイティブな人間で す。妻カミラにも支えられています」 とも語り、最後に「今日は私の息子で、 “ダッチー・オリジナル(Duchy Original)( “ダッチー・オリジナル” という呼び名は、チャールズ皇太子 が1990年に創設した有機食品ブラン ド、ダッチー・オリジナルズ(Duchy Originals)からとったもの)の誕生 日をお祝いして、乾杯をしましょう」 とユーモアも交えてのスピーチでし た。女王が息子を“ダッチー・オリジ ナル”と呼んだのは、チャールズ皇 太子が70歳を過ぎても可愛くて仕 方がない存在であることを感じ取れ ます。ここ数年、女王エリザベスⅡ 世と王位継承者であるチャールズ皇 太子の間で、公務が微妙にシフトし ていることも注目されています。も っとも顕著なのは、2017年に女王エ リザベスⅡ世が初めてチャールズ皇 太子に、リメンブランスデー(第一 次大戦終結を記念する式典)で慰霊 碑に花輪を供える役を譲ったことで した。また、英連邦53カ国の次期首 長を2018年4月に承認されています。 女王エリザベスⅡ世にとり、スムー ズな引き継ぎを考慮して承認された のでしょう(英連邦の首長は世襲制 ではないため、現在の首長である女 王が引退しても、チャールズ皇太子 が自動的に次の首長になるというわ けではない)。英連邦首脳会議 (CHOGM)で、「コモンウェルス(英 連邦)が次世代に安定と継続性を提 供し続けること、そしてプリンス・ オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子) がいつの日か、私の父が1949年から 始めた重要な仕事を引き継いでくれ ることを、心から願っています」と 切実な思いを語っています。過去、 現在とプライベートでは、様々な問 題をかかえてきたお二人ですが、偉 大な母である女王エリザベスⅡ世を 尊敬しサポートされるお姿は、微笑 ましく思えます。 この4月の誕生日で95歳になられる エリザベス女王、イギリス王室ジャ ーナリストの間では、チャールズ皇 太子に王位を譲位されるのではと噂 しています。 チャールズ皇太子 45 44
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