2022年1月号 Vol.58 愛子内親王のお誕生日

余り公には言われませんが、今世紀に入り、 イギリス王室の存亡をかけた危機を救っ たのは、他でもない、イギリス王位継承権 第2位のウィリアム王子の妻、キャサリン 妃であります。ウィリアム王子とは大学 で知り合った、単なる中産階級民間出身の 女性、キャサリン妃その人でありました。 特別な出自でもなく、極々普通の家庭の女 性が、学生時代には、一回別れた事があっ ても、また再会し、何事もなかったように、 自然にイギリスはバッキンガムの王室に 嫁いだ、キャサリン妃その人であります。 聞きしに勝る、バッキンガムの、大変な偏 見や差別の洗礼を潜り抜け、その王室での、 想像を絶する忍耐と努力で、徐々に王室で の信頼とポジションを得て、最後には国民 と一体になり、古く伝統的なイギリス王室 を、見違えるほどの若いエネルギーに満ち た、世界から敬愛され、権威のあるイギリ ス王室の誇りを取り戻したのであります。 その聡明さと、努力の人、キャサリン妃は 正に、イギリス王室を救った人と言っても、 異論を挟む人は居ないはずであります。 それは、何よりも社交術の巧みさ、常に人 に接する時の、キャサリンスマイルに象徴 される、人懐かしい微 ほほえみ 笑100万ドルのスマ イル!であります。誰彼なく、親しさを込 めて接する社交の巧みさは、キャサリン妃 イギリス王室の存亡の危機を救った、 キャサリン妃のマジック! っかりご自分での子育の努力を徹底し、特 に躾しつけ は厳しく、その成果は、バッキンガム でも定評があります。ウィリアム王子と の公務は、全て和 なごやか に、ご一緒され、席の温 まる暇いとま もない多忙な海外公務も、その歓迎 に応えられています。それでいて、控えめ な矜恃は、すがすがしさえ感じさせてくれ ます。国内外の外交関連の人に、人気は高 まる一方であります。お子様が、3人もお られる母親とは、とても思われない、若々 しさに輝き、健康溢れてのご活躍ぶり。男 のお子様お2人と、お姫様をお一人と、も う磐石なご家庭、お子様は揃って、ご両親 の期待通りに、利発聡明と言われ、学校で の成績は、抜群と言われています。エリザ ベス女王陛下の、先にお亡くなりになられ た夫君、気難しいフィリッピ殿下にも、キ ャサリン妃は特に可愛がられ、絶大な信頼 をよせられていました。殿下が亡くなら れてからは、女王の悲しみの側 そば に寄り添い、 女王陛下のお住まいの近くに移っての、お 世話なさる徹底ぶりであります。世間では、 義理の弟のメーガン夫人とのことを、色々 言われながらも、柳に風と、まともにに相 手になさらない、大人の対応の冴えは、見 事なもの。キャサリン妃には、メーガン夫 人は、犬の遠吠え状態で、相手にもなりま せんでした。元ヘンリー王子のイギリス に一度でも出会った人なら、必ずその優し さと美しさに虜にされると言われている ほどであります。会う人には、大きな澄ん だ瞳で見つめ、上品な口元から話す言葉に も、聞き惚れてしまう、そんな美しい表情 と、王妃独特の語り口のセンスに、キャサ リン妃への好感度は、限りなく広がり、王 妃の気取らないシンプルで自然な態度、然 も何処となく漂う洗練された気品さの魅 力に圧倒されてしまうのです。キャサリ ン妃のお召しになったドレスは、写真で紹 介された翌日には、世界のそのブランドの ドレスは、一瞬にしてSOLD OUTの札が 下がります。日常生活では、キャサリン妃 の運動感覚の素晴らしの逸話の一つに、ウ ィリアム王子と学友時代、キャサリンとの バカンスで見せた、大胆ダイビングスタイ ルに、ウィリアム王子はとても驚かせれ、 感動されたと伝えらているほど、スポーツ センス万能な実力者でもあるのです。走 って美しく、座っては気品に溢れ、キャサ リン妃の魅力は、一種のマジックなのであ ります。家庭料理は得意で、巧みな手料理 献立は、ウィリアム王子を日頃から楽しま せています。子育てには、母ダイアナの遺 志を継いで、人任せでの手抜きはなく、し 王室非難や、エリザベス女王陛下との確執 も、その間に入り、目立たない様に、しか も確実に王室に火の粉が届かないように 巧みな裏の動きは、バッキンガム王室を、 詳しく知る人達には、絶賛ものだったと、 伝えられています。ダイアナ元妃に始ま る一連のイギリス王室の波瀾万丈、それに 続くフィリップ殿下の死亡、元ヘンリー王 子夫妻の王室離脱と王室攻撃、母ダイアナ 元妃を悲しめた、因縁のカラミ夫人の王室 での復権と、余りにも過酷で、気苦労の多 い問題の噴出に、さぞかしキャサリン王妃 も、心中穏やかでない環境に違いないはず なのに、その悲壮感を微塵も見せず、落 ち着いた対応のなさり方は、フェイクニ ュースに惑わされることなく、世情の評 判など歯 し が 牙にもかけない、王妃の泰然と した姿は、立派としか言いようがありま せん。販売部数稼ぎの興味本位の週刊誌 の記事に一喜一憂し、終 しまい には、その雑誌 の編集長に、うるさく電話を掛けると噂 さされる、何処かの殿下も、おられるや と聞くに及び、キャサリン妃の、堂々振 りは、正に世界の王妃の鏡ですらあり、 その人間力、人格の違いを見せつけられ、 悟らされてしまいます。 P●INT DE VUE JAPON P●INT DE VUE JAPON 14 15

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