2019年11月号 Vol.34 雅子皇后陛下の輝き

箱根 美術館 博物館巡りの魅力! Ha k o n e 箱根町観光情報ポータルサイト 箱根全山 https://www.hakone.or.jp P●INT DE VUE JAPON P●INT DE VUE JAPON 50 51 箱 根 巡 りの 旅 は、 気 まぐれがいい。 先 ず の 数 ある 個 性溢 れる 美 術 館 ・ 博 物館 から 訪 ねるのも、 楽 しみの 一 つである。 季 節季 節 の 移 り 変 わりに、 個 性 的 な 美 術館 博 物 館 の 企 画 する 作品 展 を 観 て 回 るのは、 作品 の 素晴 らしさにもまして、 個 々 の 美 術館 の 作品 集 めに 秘 めたる 意識 や 心意 気 が 迫 ってきて、 旅人 を 愉 しませてくれる。 展 示 の 狙 いがぴったりストレートに 伝 わった 時 の 興 奮 は、 格別 なものになり、 無 にタイムスリップして、 そばに、 作 者 の 気配 を 感 じたりするから、 不 思議 なものである。 箱 根 は 幾 度 訪 ねても その 都 度 、 折 々 に、 多 彩 な 箱根 悟 らせてくれる。 その 佇 まいや 風景 は、 旅 人 の 息 いき 遣 づかい に 合 わせて、 別 の 表情 を 感 じさせてくれる 懐 の 深 さは、 自然 豊 かな 箱 根 ならのものである。 箱 根 の 山 々 の 表 情 豊 かな、 四 季 折々 の 緑 に 囲 まれ、 箱 根 の 山 合 いを 抜 ける、 風 の 香 りと 澄 んだ 空 気感 。 静 かでまろやかな 木 洩 れ 日 の 優 しさ、 ひんやりとした 富士 湧 き 水 の、 美味 な 清々 しさは、 いつも 豊 穣 な 自 然 に 抱 かれてこそである。 優 しい 贅沢 な 心地 にされ、 箱 根 、 漫 そぞ ろ 歩 きの 美術 館 巡 りは、 ゆっくり 癒 されていく。 何 世 紀 もの 古 い 時 代 を 潜 くぐ り、 今 、 自分 の 前 に 静 かに 対 峙 する、 作 品 に 心 は 怪 しく 高 鳴 る。 その 筆 の 流 れや 力 強 さ、 色使 いの 絶 妙 さに、 自 分 が 追 いつかないもどかしを 感 じながら、 心地 よい、 緊 張 感 に、 暫 し 時 間 を 忘 れてしまう。 そんな 贅沢 な 時間 、 作 家 との 秘 かな 会話 がはじまるのは、 想 えば、 贅 沢 なことである。 美 しさはと、 問 いかけながら、ゆっくりとした 気 分 で、 鑑 賞 できるひと 時 の 醍 醐 味 は、 街 の 饒舌 な 騒 音 から 離 れ、 驚 くような 良 質 な 空 気 に 恵 まれてこそと、 そんな 恵 み 多 い 箱根 に、 感 謝 したくなる。 泊 まるもよし、 美人 肌 になる、お 湯 に 親 しむもよし 趣 向 を 凝 らした 板 前 さんの 包 丁 捌 きの 冴 えに 感動 するも 良 し、 いつ 訪 ねても、 箱 根 の 魅 力 は 果 てしなく、 箱 根 好 き 人 間 には、その 深 ふか 情 なさけ に、 至 福 の 時 を 満 喫 できるのは、 嬉 しいことである。

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