2017年5月号 Vol.22 Diana 永遠のダイアナ

埋めようのない愛の亀裂は深く… ウィリアム王子が誕生した1982年6月、ダイ アナ妃とチャールズの間には、既に埋めようの ない大きな亀裂が入っていました。 この年迄に、ダイアナ妃に辞めさせられたチ ャールズの側近スタッフは、40人以上いたと伝 えられており、このヒステリックなダイアナ妃 の仕打ちは、チャールズへの一方的な嫉妬や嫌 がらせであったとしても、ダイアナ妃の些か常 軌を超えており、今更ながらダイアナ妃とチャ ールズ王子との確執の激しさが窺い知れます。 ウィリアム王子は、丁度そんな両親の不仲な時 に誕生したことになります。 母ダイアナの泣き叫ぶ声、父チャールズを甲 高いヒステリックに攻め立てる怒号、王妃が入 ることがない台所へ下りて行っては、冷蔵庫を 開け、片端から食べ物を口にする。そしてすぐ トイレに行って戻してしまう姿。 子供を中心にして父と母が微笑み合う幸せそ うな家族の風景とは、似ても似つかない、かけ 離れた家族の形がそこにはあった。 ある意味、ダイアナとチャールズは子供の頃 から愛情に餓えていて、結婚をしたら相手から それを与えてもらえると、相手に対して過剰に 期待する所があった。 相手に与えてもらおうと思っている期待だけ 大きく、自分からは相手に与えようとしない。 そういった意味で非常に似ている二人が、今度 は与えてもらえないと相手を罵り、嫌がらせを する。 「子はかすがい」と言うが、ウィリアムの存在 は二人の仲を改善する契機にはならなかった。 どうにも埋めない深い不信感、王室のため王子 達ためそんな思いも、二人の亀裂をさけること はできないほど絶望的なものになっていた。 P●INT DE VUE JAPON 77 Diana 永遠のダイアナ P●INT DE VUE JAPON 76

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