深い悲しみから立ち戻った ウィリアム・アーサー・フィリップ・ルイス・マウントバッテ ン・ウィンザー王子、何と、この長い名前がイギリス王室ウィリ アム王子の正確なフルネームになります。王子は、ダイアナ妃 の独自の教育方針で、今迄のイギリス王室の帝王学の教育から は距離を置き、ごく普通の家庭で過ごす、1人の男子として、ダ イアナ妃自らのスキンシップで育てられたイギリス王子。 幼少時代は、普通の保育園、幼稚園にも通わせ、小学校も特別 な学校ではない小学校で学ばせ、その送り迎えも、ダイアナ妃 が自分でなさっていました。日本の雅子妃が、愛子様の学習院 に、送り迎えをしていたのと同じ想いだったのでしょう。ウィ リアム王子を、普通の子供の学童としての、生活体験をさせる と言う、たっての願いや強い母親としての、ご自分の教育信念 に従ったからです。 常識的には、将来王位につかれるプリンスには、幼少の頃か ら、特別の教育担当の専門家により、凡ゆるプリンスとしての 知識、慣行、宮廷祭事などの特別な教育システムがあり、ウェー ルズ公チャールズも、日本の皇太子も、その専門の教育は、受け ておられます。ウィリアム王子が、成績もよく、利発で、運動も 得意な、とても個性的で快活な少年時代を過ごされたのは、そ んな自由な幼少時代の生活環境のせいかも知れません。 セント・アンドルーズ大学時代からの学友、キャサリン・ミド ルトンと長い恋愛時代は、スキャンダル好きなパパラッチの格 好のターゲットにされ、紆余曲折の末、漸く2011年4月29日、 ロンドンのウェスタミンスター寺院でダイアナ妃の結婚式に継 ぐ、世紀のロイヤルウエディング、豪華絢爛な挙式が執り行わ るました。 この歴史的な瞬間から、ウィリアム王子は、長かった悲しみ の時代から、愛する伴侶を得、さらに理想的お二人のお子様に も恵まれると言う、新しいウィリアム王子の幸せな生活が始ま りました…。 今や、ウィリアム王子のお住まいの、ケンジントン宮殿から は、明かるく幸せに満ちた、一家団欒の声が聞こえてくるよう です…。 ウィリアム王子 の幸せ British Royal Family P r i n c e W i l l i a m P●INT DE VUE JAPON 71 Diana 永遠のダイアナ P●INT DE VUE JAPON 70
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